私たちは、歩車分離信号を交差点のスタンダード信号にするべきだと考えます。

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いただいたメッセージ

「命と安全を守る歩車分離信号普及全国連絡会」の結成に連帯するメッセージ

「命と安全を守る歩車分離信号普及全国連絡会」の結成に際しまして、大阪の地から連帯のネッセージをお送りします。
毎年400人以上の子供が交通事故で死亡し、2,000人以上の子供が事故の後遺障害に苦しんでいる実態があります。大阪城公園の中にある教育塔(大阪府教職員組合が管理)には学業半ばで亡くなった全国の子供たちが合葬(がっそう)されていますが、2000年に合葬者名簿を整理したところ、過去10年間でその4割が登下校中の交通事故が原因であったことがわかりました。

「一般的な交通安全対策や交通安全教育だけでは、登下校中の子供たちを交通事故から守ることはできない」という視点から、私たち大阪府教職員組合が危険な通学路の点検調査にとりくんだのが、その翌年2001年の2月のことでした。大阪市を除く府内の公立小学校739校のうち、24市町の509校についてアンケート調査をおこないました。回答のあった282校では、10年間に死亡事故15件、後遺障害事故8件を含む514件の交通事故が報告され、事故減なの模様について、歩車分離信号機やスクランブル化、横断歩道の設置など改善の必要性が具体的に上げられてきました。アンケート調査後、府内市町村の各教職員組合の調査で明らかになった危険箇所の改善への具体的なとりくみが始まりました。このうち最も早く実態調査を実施し、すべての小学校からの調査結果を公表した豊中市教職員組合は、PTA連合協議会やまちづくり協議会、マスコミもまきこんだ通学路安全運動を展開し、市内18校区での「歩車分離信号」設置へ、毎年度のシンポジウム開催などを通じて市と連携したとりくみへと発展させてきました。

大阪教組は2002年の2月にも、前年調査時からの改善のとりくみや結果について再度、市町村の教職員組合にアンケートを実施しました。その結果222の小学校で市役所や市教委、区役所、警察、土木事務所、関係会社へ改善の働きかけがおこなわれ、信号機や横断歩道、ガードレール、カーブミラーの設置、交差点のスクランブル化や車両の通行制限など、69箇所で改善の成果が上がっていることが明らかになりました。子どもたちを通学路の事故から守るための大きな成果であったと思います。
しかし、死亡事故のいちばん多い原因は、青信号の横断歩道に右折車、左折車が入って来る“青青信号”の事故です。歩車分離信号をもっともっと増やして行かなければなりません。警察予算の関係でなかなか進まない実態もありましたが、その後の7年間にわたる大阪全体のとりくみ、とりわけ、豊中市教職員組合がマスコミと連携し、国への働きかけを強めて行った結果、この大阪の地では、7年前にとりくみを開始した頃からは考えられないくらい歩車分離信号が増えてきています。さらにさらに、このとりくみを全国に広めていくことが求められています。改めて、「命と安全を守る歩車分離信号普及全国連絡会」のとりくみに大阪府教職員組合も連帯していくという決意を表明し、メッセージとします。共に頑張りましょう。

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